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ブルーノートでのライブ写真 清水ひろみ ニューヨーク「ブルーノート」「バードランド」で再び歌う!
「日本にもこんな素晴らしい歌い手がいるんだね。それにしてもこのバンドのポテンシャルの高さは一体何と言うことだ!」
 元・ダウンビート誌編集長、現NJ州立ラッガース大学「ジャズ研究所」所長、ダン・モーガンスタンの発言である。“キャラヴァン”に於ける中嶋俊夫の「華麗」なドラミングや、随所にフィーチャーされた「和製ポール・チェンバース」こと神田芳郎のベース、そして「多彩な技と感性」を持つ名手・多田恵美子らは、本場NYの観客だけでなく、ダンのようなベテラン・ジャズ批評家をも唸らせた。
 昨年に続いて去る11月27日、ニューヨーク「ブルーノート」のサンディ・ブランチに再び登場した清水ひろみ(vo)多田恵美子(p)トリオ。
 「とにかく早く水曜日が来ないかなぁ。楽しみだよ」と語るのは、清水ひろみと二回目の共演を待ち望んでいるデイヴィッド・オズワルド。かれは自らのバンド(GULLY LOW JAZZ BAND)を率いて毎週水曜日「バードランド」へ出演しているチューバ奏者だ。今年も「ブルーノート」だけでなく「バードランド」でもひろみは歌う。その影の仕掛け人であり、ひろみ2枚目のアルバム『ラウンド・ミッドナイト』のアドバイザーでもあるジョージ・アヴァキアンも夫婦で駆けつけ「シー・イズ・ワンダフル!」の連発!今年86歳になるジョージは、今から50年前の1955年、ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルに出演中のマイルス・デイヴィスに感銘し、メジャーのコロムビア・レコードとの契約を成立させた張本人、56年にはマイルス初期の名盤『ラウンド・アバウト・ミッドナイト』を完成させた名プロデューサーでもある。特に、ビリー・ホリディやドリス・デイなど女性歌手の名盤を数々送り出してきた敏腕プロデューサーは、ひろみに会えてことさら嬉しそう。
 また、観客の中には「あの日本の歌は、なんて曲なの(注:祇園ブルース)ほんと素晴らしかったわね」と語るデクスター・ゴードンの未亡人マキシン夫人やサッチモ・ハウス館長マイケル・コグスウェル夫妻、そしてミュージシャンはもちろん、日本から応援に駆けつけたひろみファンなどで、店内は超満員。折からの寒波を吹き飛ばす熱演がステージで繰り広げられた。
 昨年同様、バス・ツアーも前日に敢行され、サッチモ・ハウスをはじめ、パーカーの家や、「Carnegie Hall」「5 Spot」「Half Note」「Village Gate」「Slugs」と言った歴史的な跡地を巡る9時間は、笑いと感動の連続で一同大満足。今回最高の盛り上がり箇所は、「Village Vanguard」の南側にあるポルノ・ショップ「The Pleasure Chest(心地良い胸)」と、トップレス・バーの「Flush Dancers(眩い踊り子)」、ここは52丁目の元「バードランド」である。
 まったくジャジーなツアーでっせ、ホンマニ。
2006年1月号スイングジャーナル誌 藤岡靖洋(文・写真)の引用