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“ザ・キタノ”でのライブ風景

 
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レノックスラウンジにて

ボーカリスト清水ひろみが,去る11月7・8日の2日間,ニューヨークのパークアベニューにある「キタノ・ホテル」内のジャズ・クラブ“ザ・キタノ”で,一昨年に引き続きドン・フリードマン・トリオとライブを行った。

昨年4月20日にリリースされたデュオ作『ワルツ・テンダリー』の発売記念日本ツアー以来となる2人の顔合わせだ。メンバーは清水&フリードマンの他,ニール・マイナー(b),トニー・ジェファーソン(ds)の4人。2日間とも地元のジャズ・ファンや,日本から応援に駆けつけた清水ひろみファンなどで会場は熱気に溢れ,現地で騒動の最中の金融バブル崩壊も吹き飛ばすような熱演がステージでも繰り広げられた。

ピアノの叙情派詩人と称されるジャズ・レジェンド,ドン・フリードマンのリリカルなメロディ,リズム感とピッチが抜群なニール・マイナー,繊細なドラミングを聴かせてくれたトニー・ジェファーソン,そして,流暢な英語のMCと見事なステージングで,スタンダードを歌い上げる清水ひろみ。清水とフリードマンの持ち味が最大限に発揮されたライブに「去年も聴きに来たけど,今年は一段と歌に深みが増している」と絶賛するクラブの常連たち。「日本にも,こんな素晴らしいシンガーがいるんだね」とジャズには厳しいニューヨークっ子さえ魅了した素晴らしいライブであった。「来年も是非,来てよ!」と“ザ・キタノ”のマネージャー,Mr.ジーノ氏を始めとするスタッフの面々。彼らも熱烈なファンになったようだ。

清水ひろみは2004年10月24日のニューヨーク・デビューを“NYブルーノート”のソールド・アウトという輝かしい実績で飾って以来,毎秋この地でライブを行っている。そのツアーには,清水の本拠地である大阪“ジャズ・オン・トップ”の応援団も帯同し,今回も「FM COCOLO」のDJクリスを始め,3〜4回目となる熱烈なファンが数多く参加した。

ツアーは清水ひろみのライブ鑑賞の他,本場・ニューヨークのジャズ名所を巡る盛り沢山の内容。クイーンズの「サッチモ・ハウス」,ソニー・ロリンズの練習場所で有名な「ブルックリン・ブリッジ」,「チャーリー・パーカーの家」など,ジャズの歴史的建造物を見学したほか市内の有名観光スポットなどにも立ち寄った。もちろん夜はジャズ・クラブへ直行! 名門クラブ“バードランド”では《ジャンゴ・ラインハルトNYフェスティバル》を観賞。また,グリニッチビレッ ジの“スモールズ”や“ファット・キャット”のミッドナイト・ライブ を楽しんだりと,人もうらやむライブ三昧の連夜を過ごした。

ツアー最終日は,ドン&マリリンのフリードマン夫妻を囲んでのさよならディナー。さらに打ち上げは「やはりハーレムへ行こう!」と,全員でA列車にのって125丁目にある老舗クラブ“レノックス・ラウンジ”のジャム・セッションに参加するなど,不況を吹き飛ばす活気溢れるジャズ・ツアーを大いに楽しんだ。

(文:清水真吾)
2009年2月号スイングジャーナル誌引用